いろいろな婚活の話を聞いていると「女性はワガママになれ」という意見があります。
これは婚活界隈で話題になった「ワガママな女になれ!」というアドバイス。
実際のところ、この考え方はどれほど正しいのでしょうか?
今回は、元ネタの主張を整理しながら、意見をまとめてみました。
ワガママ女とは?そのポイント
まず、これはある記事にあった内容で
簡単に整理すると「ワガママ」という言葉は単なる自己中心的な振る舞いを指すのではなく、自己主張をしっかりすることが大切だという主張がされています。
自分の希望をはっきり伝える女性の方が結婚しやすいという観点から、遠慮せずに自分の要求を伝え、男性に「してあげたい」と思わせることが重要だとされています。
要するに、「尽くす女」よりも「男性を動かす女」になろう、という話ですね。
ただし、この考え方にはいくつかの注意点があります。「ワガママ」という言葉にはネガティブな印象がつきまといますが、単に自己中心的に振る舞うことが推奨されているわけではありません。むしろ、自分の希望をしっかり伝えつつも、相手を思いやることが重要です。そのバランスを意識することが、婚活を成功させるカギとなるでしょう。
ワガママという生き様・・・これって本当に正しい?
婚活において「ワガママ」な態度がどこまで有効なのか、実際の関係性に照らし合わせて考えてみると、いくつかのポイントが浮かび上がります。
先に言った通り「ワガママ」という言葉の捉え方には注意が必要です。
確かに、自己主張をしないと自分の希望が叶わず、不満が溜まることもあります。しかし、それが単なる「ワガママ」になってしまうと、相手にとっては負担になりかねませんね。
例えば、「これが欲しい」「あれは嫌」などと自分の要望ばかり押し付けると、相手の気持ちが置き去りになってしまう可能性があります。婚活の場では、自分の希望を伝えることは大切ですが、それと同じくらい相手を尊重するバランス感覚も必要です。
その次に「男性がしてあげたいと思う女性になる」ためには、ただ単に要求を伝えるだけでは足りないことも多いです。
相手の気持ちを汲み取り、感謝や喜びをしっかり伝えることがカギです。
例えば、相手が何かしてくれた時に「ありがとう!嬉しい!」と素直に表現することで、相手の自己肯定感も高まり、さらに関係が深まるでしょう。
ただ一方的に要求するだけでは、単なる「要求の多い人」になってしまいかねません。
また、結婚はギブ&テイクのバランスが非常に重要になってきます。
「私はこうしたい」「こうしてほしい」と伝えるだけではなく、相手の希望にも耳を傾けることが求められます。特に長く続く関係においては、一方的なワガママはうまくいかず、お互いが歩み寄れる関係こそが理想的な結婚生活につながるのではないでしょうか。
ワガママ・・・ではなく理想の伴侶像は?
婚活において、自分にとって理想的なパートナーを見極めることは必要不可欠です。
「優しい」「経済的に安定している」「趣味が合う」など、人によって理想は異なりますが、最も大切なのは価値観が合うことです。
長い結婚生活の中では、恋愛のドキドキ感よりも「安心感」や「信頼」が重要になります。例えば、意見が食い違った時に冷静に話し合えるか、家事や育児の分担に対して協力的か、という部分が結婚後の幸福度に大きく影響します。理想の伴侶像を明確にすることで、自分に合った相手を見つけやすくなるでしょう。
男がワガママじゃダメ?
「ワガママ」と言われると女性に対するイメージが強いですが、男性が自己主張をしすぎるとどうなるのでしょうか?
実は、男性の場合も「俺についてこい」的な態度をとりすぎると、相手にとっては負担になってしまうことがあります。
理想的なのは、お互いに適度なワガママを言い合いながらも、それを受け止め合う関係です。男性がリードすること自体は悪いことではありませんが、相手の気持ちを考えない「俺様主義」は関係を悪化させる原因になりかねません。
ワガママ言っていい「内容」と「タイミング」
「ワガママを言ってもいい」とはいえ、その内容やタイミングを間違えると、相手に負担をかけてしまいます。
例えば、相手が仕事で忙しい時に「もっと会いたい!」と何度も要求すると、相手のストレスになりかねません。一方で、「誕生日は一緒に過ごしたい」「記念日は大切にしたい」といった願いは、ワガママというよりも自然な希望と受け取られやすいでしょう。
また、日常的に「○○してほしい」と要求するよりも、「たまに」「特別な場面で」ワガママを言う方が、相手も受け入れやすくなります。適切なタイミングで適度なワガママを言うことが、関係を良好に保つコツです。
要約しちゃうと、おねだり上手は魅力的なんです。
「ワガママ」は一日にしてならず
自己主張を適切にできるようになるには、日頃からの練習も必要になってくるでしょう。
普段から相手に意見を伝える習慣をつけることで、いざという時に適切な形でワガママを言えるようになります。
「今日は○○が食べたいな」「一緒に○○に行きたいな」といった軽い要望を日常的に伝えることで、相手もそれに慣れていくでしょう。無理に主張を押し付けるのではなく、自然な形で「伝える力」を身につけることが望ましいです。
いずれにしろ、適度な自己主張と相手への配慮をバランスよく取り入れることが、幸せな結婚への近道と言えるのではないでしょうか。
婚活する上での「ワガママ」と「主体性」の違い
「ワガママになれ」と言われると、「好き勝手に振る舞ってもいいのか?」と誤解されがちです。しかし、婚活で求められるのは、単なる自己中心的な言動ではなく、「自分の価値観を持ち、それを伝えること」です。これは「主体性」に近い概念です。
例えば「私は旅行が好きだから、旅行好きな人と結婚したい」と主張するのは主体性のある行動です。しかし、「私が旅行に行きたいから、あなたはついてきて当然」となると、それはただのワガママになります。
婚活市場では「自分の軸を持っている人」は魅力的に映ります。相手に合わせすぎず、自分の価値観をしっかり持ちながら、互いに歩み寄れる関係を築くことが理想的です。
「尽くす女はダメ」「ワガママな女がいい」は本当か?
一部では「尽くす女性は損をする」「ワガママな女性の方がモテる」といった主張が見られますが、これは一概には言えません。
たしかに、相手に尽くしすぎると「都合のいい存在」として扱われるリスクはあります。しかし、だからといって極端にワガママに振る舞えば、それは相手にとって負担となり、結果的に関係がうまくいかなくなるでしょう。
大切なのは、「与える」と「求める」のバランスです。相手に優しくすること自体は悪いことではなく、それを当たり前と思わせない関係づくりが重要です。
婚活市場的には売り手の意識が強くなるので、そういう意味では「尽くす女」の方が結果として男性からウケがいいと思いますが、上手なワガママは自分の要求を通しやすくなる方法なので、尽くすだけになってしまうのはやめましょう
男性は本当に「ワガママな女性」が好きなのか?
よく「男はワガママな女性が好き」と言われますが、これは少し誤解があります。
男性が好むのは、単なるワガママではなく、「可愛いワガママ」ですからね。
例を挙げるなら「このスイーツ食べたいな〜」と甘えるように伝えるのは、男性にとって「叶えてあげたい」と思わせるポイントになります。一方、「私はこれが好きだから、あなたもそれに合わせて!」と強制するのは、ただの自己中心的な振る舞いになり、マイナスな印象を与えてしまうでしょう。
相手を尊重しつつ、適度な甘えを見せることが、男性の「してあげたい」という気持ちを引き出すコツなのです。
結婚後も「ワガママ」を貫くとどうなる?
婚活で「ワガママでもOK」だとしても、結婚後もそのままでよいのでしょうか?
結婚生活では、お互いに助け合い、妥協し合うことが不可欠になってくることも多いです。
「私はこうしたい!」と一方的に主張し続けると、相手は徐々にストレスを感じるようになり、関係が悪化する原因になります。
例えば、「私は家事をやりたくないから、あなたが全部やって」と言うのは、ただのワガママです。しかし、「家事は苦手だけど、分担してお互い無理のない形にしたい」と話し合うのは、主体性を持った意見になります。
婚活中に「ワガママ」を意識することは、自己主張の練習としては良いですが、それが「相手を思いやる気持ち」を欠いたものにならないようにすることが最も意識することです。
結婚してるということは、あなたのパーソナリティを相手の方も十分知ってるはずです。
とはいえ、ワガママは度合いとタイミングを選らぶことが、長くつきあっていくコツとなります。
まとめ
「ワガママな女になれ!」という言葉の真意を誤解すると、婚活や結婚後の関係に悪影響を及ぼしかねません。重要なのは、単なるワガママではなく、「自分の意思を持ち、伝えること」
そして「相手とのバランスを大切にすること」です。
婚活では「尽くしすぎず」「押しつけすぎず」、ちょうど良いバランスを見つけることが、長く愛される秘訣と言えるでしょう。